Plane-Memo

メモ書きのような側面もあれば、備忘録のような側面もあります。わかりやすい文章を心がけていきます。が、道半ばでまだまだ拙い文章であることは認めざるを得ません。

「発表」と「発令」について、辞書的な意味から考えてみた

 何か(重大な)災害の危険性があるときに、気象庁からは「警報」や「注意報」が発表される。しかしこのように気象警報または注意報が出された場合に、世間一般やネットメディア、市町村の役所などが「発令」という言葉を使用していることがある。もちろん正式には「発表」なのだが、なぜ「発令」と言い換えてしまうのか。おそらくはほとんど意識していないのだろうが……真相は当事者のみぞ知る。

それではこの二つの言葉について、辞書を参考にさせてもらった。以下、気象庁の公式見解でもなんでもなく、個人的な推測であることには十分に注意されたい。 

まずは「発表」について。 

世間一般に知らせること。表向きに知らせること。また、その知らせ。

出典:はっぴょう【発表】の意味 - goo国語辞書

 次に「発令」について。 

法令・辞令・指示などを出すこと。

出典:はつれい【発令】の意味 - goo国語辞書

 警報や注意報というのは、「警告」や「注意」なので、法令でもなければ辞令でもなく、そして指示でもない。気象警報・注意報を出すことで、災害が起こる可能性があることを世間に知らせるという意味でも、やはり「発表」がふさわしい。法令・辞令・指示には「従わざるを得ない」というニュアンスが感じられる一方で、警報や注意報が出たからといって避難の義務があるわけではない。

まあ正直、情報の受け手である我々にとっては、どうでもいい些細な違いで済ませられることだが、情報を伝える側は一応正しいほうを使うのがよいと思う。